東芝上場廃止とキオクシアの行方

 大変残念ながら、東芝の上場廃止が決まった。株主総会 | 投資家情報(IR) | 東芝 (global.toshiba)

上期決算は1114日に開示され、これまで同様の資料はあるが説明会開催はなし。聞いてみたい反面、会社側の気持ちも十分に理解できる。多少のIR対応は当面するようだが、浜松町の東芝本社ビルに行ったのは、コロナ前となった。既に、本社は川崎に移転しており、アナリスト時代から数百回、長年通った、浜松町のビルも2027年に解体され、再開発される。その頃には、見事に再生し再上場を期待したい。

 上場廃止の是非は、これ以上、アクティビスト対応も含めた混乱よりは、「マグロの解約ショー」にならず、島田社長のデジタルプラットフォーマー戦略が推進できるなら良いだろう。ここ数年よりは、経営陣の労力も経るなどプラスもあるが、上場廃止で経営改革は、それはそれで大変である。財務悪化を中心にマイナスもあり、これまで述べてきた通りだが、NHK国際放送でのインタビューがあるので、参考にしていただければ幸いである。https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/news/videos/20231117165258676/

 これに関連して、重大な問題が破談となったキオクシアとWDの統合である。