論文の定義~仮説検証型だけが論文か

研究大学院では、理文を問わず、修士論文が必須だが、専門職大学院のMBAは、文科省基準ではそうでもない。MBAMOTにも研究大学院と専門職大学院の両方がありややこしい。また、専門職大学院では、教員のバックグラウンド、理系か文系か等で、考え方が異なり、難しい点だ。

 最近、MOTで議論になっているのは、論文の定義である。論文の要件は、①オリジナリティ(新規性)、②ロジック、③進歩性である。

オリジナリティでは、新規性が必須であり、故に先行研究が必要になり、先行研究へのリスペクトが重要である。本来は狭い学会内だけの新規性でなく、広い新規性であり、これは特許と同様である。

ロジックは、信頼性、再現性は当然だが、学会によって論理構築が異なる場合がある。その意味では納得感やストーリー性も重要だろう。

進歩性は、要は役にたつかであり、社会実装、社会貢献が重要である。

論文には色々なタイプがある。社会科学で多い「仮説検証」型以外にも、多数(実験系、発見系、数学理論系)がある。必須なの要素は、「問」、「先行研究」、「方法」、「結論」、「考察」等であり、これを、IMRAD(IntroductionMethods, Results and Discussion)という。