2016年7月29日 シャープの1Qは健闘、FCFも黒字化、野村副社長デビュー

 

1Q決算説明会が72917時半~1815分開催、ソニーの直後、パナソニックとも重なったこともあり、鴻海騒動で混乱した一時より出席者は少ない。説明者は、代取に就任した野村副社長、質疑は、榊原氏。説明会の最初に野村氏から簡単な自己紹介も含め挨拶の後、プレゼン。なお、中国の独禁法審査が終わっておらず、鴻海の出資が未だなので通期予想や具体的なシナジー効果の説明はなし。

 

SDPで鴻海からも評価された野村副社長が初登場

 

決算説明会初登場の野村氏は、2012年にSDPに移り、実質、鴻海と共同運営で立て直し、鴻海テリーゴー氏からも評価されたというが、この4月にシャープに戻った。新生シャープを飾るに相応しい。

 

液晶以外は黒字化

 

1Q決算は健闘だろう。全体は32%減収の中で、OPこそ赤字だが25億円であり、事前の報道の「赤字50100億円以下」を上回る。赤字107億円の液晶以外は80億円強の黒字である。

 

FCFも黒字、ようやく銀行管理下の異常な経営を脱す

 

このところ、ずっと赤字だったFCF95億円の黒字(前1Q514億円の赤字)は特筆すべきだろう。最低限のカネがあってこそ、健全なリストラもできる。

 

OLEDはまだできない?

 

設備投資は50億円強だが、鴻海からの出資前なのでOLEDはない。

 

偶発債務

 

 リスクのある必要なものは落としたようであり、鴻海とも合意のようだ。

 

鴻海との違いとシャープの良さ

 

 SDPで、テリーゴー経営にも触れた野村氏によれば、シャープと鴻海の差は、経営のスピード感だという。

 

一刻も早く独禁法審査が終わり出資後、正式なスタートを期待したい。