ティッピング・ポイントと米大学

 「超新版ティッピング・ポイント~世の中を動かす裏の三原則」(マルコム・グダッドウェル20256月飛鳥新社)400頁弱だが、分かり易く面白いので直ぐ読める。

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2000年のティッピング・ポイント(The Tipping Point: How Little Things Can Make a Big Difference)はある臨界点(=ティッピング・ポイント)」を境に急激に拡大・拡散する様子を分析したベストセラーでマーケティング等に大きな影響を与えた。当時の3原則は、①少数者の法則:流行は特定の影響力を持つコネクター等少数の人々によって起こる、②粘着性:情報やメッセージは記憶粘着性、内容そのものの質が重要。③背景の力:人の行動は状況や環境によって大きく左右され社会的感染は文脈依存、小さなきっかけが大きな変化を引き起こす、であった。今回の新しい三原則は、空気感ソーシャル・エンジニアリングスーパースプレッダーである。この25年にコロナ禍やネットワーク科学登場があり、それが反映されている。