京セラ2Q決算説明会

 

103111時から説明会参加、質問もした。プレゼンは谷本社長、青木CFOも質疑応答。会計基準がUS方式からIFRS移行、質疑は、セグメント別に満遍ない。

 

決算上期ピーク更新

 

 決算上期は売上8006億円、OP826億円、事業利益1057億円、NP784億円は過去最高。M&A効果500億円(半期分、Opm5%、トータルでは1000億円)と増産対応が成功。工具で、電動と空圧がシナジー効果、AVXによる買収も、車載とスマホでプラス。セグメント別では、産機クルマ、デバイスが上ブレ、半導体セラが光通信向けで悪化、生活環境がソーラーで下ブレ、通信はR&D増加。

 

通期計画は、売上1.65兆円、OP1540億円、事業利益1631億円、税前利益1900億円、NP1340億円は不変だが、セグメント別事業利益では、産機クルマは360390億円、デバイスは480625億円、上方修正、セミが358270億円、生活環境が赤字30→赤字170億円と拡大。本社も269318億円。為替は下期100/$と保守的。10円で年間120億円のOP影響ゆえ、110円なら上ブレ。

 

 

市況

 

 京セラで半導体市況に関連するのは、パッケージとSPE向け部材だが、SPE向けに関しては、メモリ投資はブレーキゆえ、3D関連のエッチャ向けは厳しくコンサバ、ロジック向けリソ装置向けは好調。

 

MLCCはスマホ向け一服だが、ここにきて、クルマや5G基地局の話が増え、タイト感続く、来期に向け、設備増強が必要。AVXとの関係はこれまで通り。

 

光通信向けパッケージ悪化は、5G前の端境期との見方、来期は戻る想定で、仙台増産へ。

 

R&D強化

 

 みなとみらい地区の研究所は、ソフト強化だが、ソフトは元々、KCSがあるが、今回は、自動運転や車載カメラ向けAI画像認識や、IoT通信モジュール向けを狙うエンベデッド系だろう。