メモリ不況下でHBMが救世主か

今回のシリコンサイクルは、ほぼ、2021年末の予想通りで推移しており、メモリが厳しい状況になっている。その中で、アナリストも含め、意見が分かれたのは、メモリの底打ちが、DRAMが先かNANDが先かであった。現時点では、DRAMが先であったようだ。サムスンの減産効果やチャットGPTに使うHBM需要もあるだろう。DRAM6月大口下げ止まり 余剰感後退し2カ月横ばい - 日本経済新聞 (nikkei.com)

NANDはキオクシア北上工場稼働延期もあり、遅れている。HBMは、チャットGPTに使うAIプロセッサのNビデアではバンド幅が広く、消費電力を下げる理由から使われ、DDR5の後を担う。まだ、数倍と高価であり市況影響もある。ハイニクスが先行、シェア50%を超え、次いでサムスン、マイクロンは遅れているようだ。