量子コンピュータのデバイスは無線機か

量子コンピュータは、ムーアの法則とノイマンのアーキテクチャの限界を超えるとも言える。精密工学会誌の特集「量子コンピューティング~ポストムーア時代の精密工学」の「超伝導量子ビット技術」(201912by阿部、玉手)で、指摘されているように、ムーア則の物理空間制約(ファインマンが、もう空間が残っていない)を、ヒルベルト空間という量子ビットが住む抽象空間の活用で解決するアプローチであり、「0」「1」のビットでなく、その重ね合わせを許す量子ビットゆえ、2n乗のビット列を同時に表現できる。