太平洋戦争の決算

 「馬鹿な戦争をした」と言われる太平洋戦争だが、ドライにカネ勘定で分析したのが、「太平洋戦争の収支決算報告」(青山誠2020彩図社)である。戦費、損失だけでなく、賠償からも捉えている。

 

 まず、終戦時に、日本の本土の残存価値は1889億円であり、被害が1057億円、兵器が400億円、建物被害が222億円だ。なお、1945年の日本の予算が215億円である。