文科省の企みと課題

日本の最大の課題は文科省や教育体制だと確信してきた。アナリストとして、各社の教育体制を調べ、経産省やJEITAでも半導体中心だが、教育や人財問題を考え、MOTでは、人事や組織、イノベーションのエコシステムなどの授業を通じ、各国体制を比較し、500人近い社会人学生と、50人を超えるゼミ生の指導を通じての見解である。もちろん、国にとっても、企業にとっても人財は最重要なリソースであり長期で一貫しつつも時代変化への対応も必要だ。

 まず、フェアにみて、これまで成功例は、高校くらいまでの初等教育であろう。受験の暗記勉強や英語力を別にすれば、大学進学時の学力はこれまで高い、受験勉強の問題はむしろ大学側にある。

特に、世界に比べても、素晴らしいのは高専であり、評価は一致している。