今年の予測~選挙と地政学リスク

通常は、元旦の夜に、ゆっくりと今年の予想について書くところだが、石川震災、羽田の飛行機事故と立て続けで大変な元旦だった。震災や海保の犠牲者には心よりお悔やみ申し上げる。石川や富山などには知り合いや工場見学でお世話になった会社も多く、飛行機も昨秋利用した便でもあり、他人事ではない。

年末から政府日銀はアベノミクス終焉で利上げを考えていたが、震災で難しいだろう。また、自民党の混乱もある。為替や株価の予測は、いきなり、まさに地政学リスクで前提が変わっただろう。さて、年明けは日経が経済界アンケートで為替は株価の予測をする。例年、昨年予測をチェックするが、ほぼ外れる。今年はほぼ130150円で140円が多いが要は現状だ。株価は半数が最高値更新、有望銘柄は、ダイキン、伊藤忠、信越だが、その伊藤忠と信越のトップが一番悲観的で、3万円割れありとしている。この二人以外で3万円割れはニデックである。

 

今年は、選挙の年だ。113日台湾総統、3月に米大統領予備選とロシア大統領選、4月が韓国大統領、7月は都知事、9月は自民党総裁任期満了、11月は米大統領選。なお、7月に新紙幣発行、12月はTSMC熊本出荷開始、SBIと力晶が宮城で工場着工。半導体は底打ちだが景気や金融は地政学リスク次第だ。