対中関係にO/C戦略を使う

米中摩擦の中で、日本がどう中国に向合うか、輸出規制にどう対応するか、等が悩ましいところだが、これに、O/C戦略が使える。O/C戦略はイノベーションを考える上で重要な考え方であり、NEDOプロジェクトでも審査でも評価対象となる。

 

 O/C戦略では、コアはクローズ、ノンコアでスケールするものはオープンとする。対中でも同様であり、コアの機微技術はクローズ、ノンコアでスケールするような汎用的なものは、オープンという言わば常識である。半導体で言えば、数nmNANDの多層、チップレット等がそうだが、この中で、スケールしそうなものもある。今は、規制対象ではないが、パワー半導体やパッケージに仕える後工程の装置は、今後はコアになる可能性がある。