能登地震サプライチェーン影響は2月か

この度の能登地震は本当に心を痛めている。この地震により直接的、間接的に運命が狂った方も多いだろう。地震はじめ大きな天災は人々の運命も変える。古くは、小牧長久手の戦い後に家康は追い詰められていたが、地震対策で秀吉は転換したともいう。自身も951月阪神淡路大震災、20113月東日本大震災、それぞれの後、因果関係は不明だが、23年後に転職を決めている。日銀の金融政策も変わり、自民党の政治とカネの問題追求にも影響があったかもしれない。大阪万博中止や延期の声も出ている。

 

 さて少しずつ被害の全貌や復旧の目処もわかりつつある。半導体やデバイスでは、東芝(前工程、パワー半導体)、サンケン電気(後工程、アナログ、パワー、ディスクリートの半導体)、ヌボトン(前工程、MCU 旧パナソニック拠点)、タワーセミ(TPSCo 車載半導体など)、村田製作所(MLCCSAWの一部工程)JDI(液晶、OLED)、製造装置では、KE富山(拡散炉)、材料では、信越(フォトレジ、マスクブランクス)、大阪有機化学(フォトレジスト)、グローバルウェハーズ(環球晶円、GWCウェハー)等がある。材料系は日本曹達、東レ、三菱ガス化学、日本ゼオン、デンカ、などもあるが、影響は軽微か半導体には直接関係が薄い。その他、住友電装系のSWS西日本はワイヤーハーネス等がある。