ラピダスとLSTCのストークス4象限

コンピュータ、半導体など分野に限らずハイテクの成功は、R&Dの成果を社会実装する上で、それらを担う組織を、ストークス4象限で適切な位置づけることにある。鍵はパスツール象限だ。

日本は、海外との対比でパスツール象限に相当する組織が弱いことにある。欧米では、パスツール象限には、フラウンホーファー研究機構、DARPAIMECITRIなどがある。かつては、日本も電電通研があったが今は薄い。半導体ももちろんだ。そこで、先端ロジックに関係するラピダスとLSTC、産総研、JSTを、メンバーベースでマッピングすると、パスツール象限が弱く、LSTCがボーア象限と、パスツール象限でもエジソン象限に近いところに位置し、実装に向けた開発の橋渡し、コミュニケーションが難しい可能性がある。