経済教室でW若林教授がチップレットに言及

この2月後半は、TSMC熊本の開所式に合わせたのか、ハイテク株中心に日経平均史上更新、などもあり、経済教室は、半導体復活はあるか、というテーマだった。そこで、偶然か、寄稿者は、W若林(私、理科大若林教授と、東工大若林教授)であった。若林整教授はNEDO委員会で数回ご一緒した程度だが、私に負けず劣らず辛口率直で、あるプロジェクトに対し、私と同様厳しい意見だった。

 

私は、国家安全保障など追い風の中で、チップレットを利用した、ノード別並列生産によるコストダウンと短TAT効果を試算した上で、OSATEMSとの統合、更にチップレットがもたらす業界構造変化をビジネスモデルにどう生かすかを論考した上で、技術と経営の二刀流、すなわち、我田引水ながら、MOTの重要性を訴えている。また、東工大若林教授は、10年前からジャパンファウンドリ構想を持っていた(国際情勢変化やファブレスも無く、More Moore真っ最中で疑問だが)そうだが、半導体関連業界をクロスSWOT分析、チップレットがチャンスであり、イノベーション起業する国際人材とMOT的人材が必要という。まさに、チップレットとMOTが共通点だ。