2015年7月10日 中国スマホ景気一巡、短期調整か2020年まで休憩か

ここ数日、日経平均等が乱高下している。既に東証時価総額が600兆円を超え、バフェット指数でも1前後と、バブルだと主張しているが、こうしたボラが大きくなるのは、バブルの特徴である。市場関係者は、日経平均の下げの背景は、中国バブル崩壊や、ギリシャ問題をあげるが、既に、ハイテク景気も調整局面に入ったことが大きいだろう。

 ハイテクで重要な指標は悪化、DRAMNANDフラッシュ、液晶等の価格も急落している。スマホでは、アップル以外は悪いニュースが多く、中国スマホが在庫調整に入っている。ノートPCではリサーチハウスや、ASUS等が大幅に下方修正した。タブレットも引き続き厳しい。また、ここに来て、中国スマホ向けのFA関連が急ブレーキの状況であり、6月以降受注が止まっているところも多いようだ。タブレットは全滅でメーカーによっては前年比半減、ほぼ終わった。完全にスマホ大型画面とカニバリ。ノートも、夏のウィンドウズ10の買換え期待はあるが低調で市場は10%減より厳しそう。アップルウォッチは計画以下のようだ。