2015年7月15日 東芝 第三者委員会正式発表を待つ

今週のエコノミストに寄稿しております。行間を御読みください。覆面座談会がありますが、必ずしも、私だけではありませんので、ご注意ください。

新聞報道は、会社側や大三者委員会の正式発表ではなく、私の立場では、適正かどうか、粉飾か否かを言える立場でもないので、正式な発表を待ちたい。一連の新聞報道通りであれば、大変残念であるが、再生を祈りたい。

影響金額について、当初は、シャープ以上かと思っていたら、5月の発表で500億円ということで、意外と少ないと感じたが結局、最初の直感が近かった。5月の発表を元に、計算し1200億円、あるいはレンジで10001500億円と試算した。これは、当時の説明会で対象期間を確認、2011年以降という回答だったので、そう計算したが、実際には、それ以前のものも出てきており、報道のように2009年度からの5年間だと、1200×5÷3ゆえ、2000億円となる。単純には10年が対象になると更に広がるだろう。

また、これ以外に、特損、減損、繰税取崩もあるようなので、B/S株主資本への影響はもっと大きい可能性がある。