2016年7月18日 ソフトバンクがARMを3.2兆円で買収へ(速報)

 

ソフトバンクが、英ARM3.2兆円で買収である。

 

http://www.softbank.jp/corp/d/sbg_press/list/

 

凄いニュースだ。業界が成熟し変革する場合は、水平分業から垂直統合もありえる。シナジーがわからないとかいうアナリストも多いようだが、ポジティブサプライズだ。前から、5G時代、IOT時代本格化、スマホ成熟化で、狙っていて、英国のEU離脱でポンド安のタイミングを計っていたのだろう。後継者であった、グーグル出身のニケシュ・アローラ氏を解任クビにしたのは、この件が大きいのだろう。これで、納得がいく。

 

新産業移行時には垂直統合も有利

 

国内では、垂直統合で、他をけん制でき、海外では、キャリア拡大は簡単ではないが、いろいろ、提携で補完もありえようし、布石を打った。さらに、IOTでは、どこのレイヤーを狙うか不明だが、参入の布石にもなる。

 

業界内再編から業界超再編の時代

 

半導体業界の再編は、一昨年から、インテルのアルテラ買収、RF系でのアバゴ-ブロードコムや、メモリでは、WDのサンディスクや紫光集団が注目されてきた。しかし、あくまで、半導体メーカー同士、せいぜい、部品メーカーやファンドであった。ここで、本来はキャリア(ファンド的でもあるが)、ソフトバンクが入ってきたことで、再編第二幕が起こるかもしれない。