2016年7月30日 富士通の決算説明会(7月28日実施)

 

7281715分~1815分で説明会と質疑、プレゼンは塚野CFO、いつもながら富士通伝統の簡潔な説明で質疑の時間がたっぷり。それでも、かなり多数の質疑があった。

 

1Qは出足まずまず、IT景況感も上ブレ、下期デバイスはリスク

 

決算1Qは売上9865億円、OP赤字112億円、NP赤字140億円。この1Qは、ビジネスモデル変革等の特別コストはなし。ほぼ社内計画線だが、ややテクノロジーソリューションが上ブレ、デバイスが下ブレのようだ。OP外で為替差損、持分法利益減。

 

 通期は売上4.6兆円、OP1200億円、NP850億円、セグメント内訳、為替110/$、125/€、160/£も不変。リスクは、デバイスが下期不透明、為替の€と$の関係が欧州調達でリスク。

 

秋口の中計発表に向けて変更無し

 

 秋口に発表予定の中計に関心が高まるが、オラクルとの提携については、全体の戦略が変わることはないとした。他方、中計でのOpm10%については、過去数十年でも5%が最高であり、それは認識しつつ、ポートフォリオや形を変えるものと、その中で質を上げていく両方のビジネス改革で達成するとした。

 

データーセンターと設備

 

今後、B/Sを軽くする中で、まだ設備投資が多い点については、アウトソースしてB/Sを軽くする必要性は感じているようだった。