堀場の上期決算説明会8月4日15時半に参加、前半は不明な点もあったのでHPで再確認した。プレゼンは、堀場社長、財務分析は多鹿氏。ただ質疑セッションは退席した。HPでは、堀場社長のプレゼンのみで、多鹿氏の補足説明や質疑は掲載されていない。
業績は円高、地震の割に健闘
業績は上期850→799億円、OP85→77億円、NP52→41億円と震災や円高でやや下ブレだが健闘だろう。通期は、為替115→108円/$(下期105円/$)、125→120円/$(下期115円)もあり、売上1750→1700億円だが、OP175億円、NP108億円は不変。セグメントは入りくりあり、半導体と医用で上方修正、自動車はMCTが厳しく下方修正、環境と科学はやや下方。
外部環境で波乱が多かった
今回は、外部環境で、他社同様の円高などに加え、熊本地震で被災、昨年買収したMIRA社の拠点の英国がEU離脱、内部では、滋賀の新拠点の「HORIBA BIWAKO E-HARBOR」竣工、など、イベントが多い。
阿蘇工場直撃だが人的被害なく急速な復旧
地震については、人的被害がなく、最初の地震で避難させたことで、二回目の大きい方を回避できたのは不幸中の幸いだった。建物は損傷し9億円の特損を計上した。
阿蘇工場拡大投資、英MURA社にも投資強化などピンチに攻めの経営
そして、敬意を表するのは、阿蘇工場に22億円の拡大投資の決定である。12月着工でキャパ1.5倍だが、CR1.7倍、熊本の復興はもちろん、余震が終われば、確率的には逆にあまり地震はこないかもしれない。
英EU離脱についても、£安もあり、影響を注視はするが、MIRA社への投資は続行、一部案件は慎重に判断したいいとコメントした。
セグメント別には濃淡