2016年8月22日 ロームの業績動向テレコンの後のフォロー

 

84日にローム1Q決算テレコンに一部参加したが質疑セッションは無かったので、それも含めてフォローしたので報告する。http://www.circle-cross.com/2016/08/05/201685-ロームの1q決算テレコン/

 

1Qは、立上げ負担や円高あったが上ブレ

 

月次売上は4月上ブレ、5月想定線、6月上ブレで、決算修正があったが、売上が上ブレ、コストもDepや経費が想定以下、R&Dも少なく、円高影響はあったが、OPは大きく上ブレ。

MEMSは、現状は数億円。本社京都8inの他、カイオニクスの米6inファブで加速度センサーを、また、新たにピエゾをラピス宮崎とルネサスから買収した滋賀工場で生産。まず、宮崎からで、滋賀は2019年以降。

 

カイオニクスは、MEMS立上げもありまだ赤字。一層の立て直しが必要、サイクリスタルも赤字。パワーベーションはまだ売上立たず。これらは年間でも下ブレそう。

 

2Q、下期に向けて

 

 差引、2Qが少ないが、実態は、堅調が続くようだ。7月の月次売上はやや下ブレだが、8月は取り戻しそう。固定費は、Dep1Q少なかった経費などで20億円q/q増え、円高100-105円でも、10億円の負担があるとしても、50億円増収なら、これらを差し引きしても、20億円増益だろう。

 

EV/EBTDA

 

 なお、ルネサスが3000億円でインターシルを買収すると、EV/EBITDA39倍だが、ロームは前期ベースで4.2倍だ。