2016年9月27日 SCREENホールデイングスを訪問

 

88日の1Q決算に参加できなかったので、フォローアップと、昨今の半導体FPD市況の意見交換なども含め、京都の本社を訪問した。

 

 1Q決算は、業績は上ブレ傾向であり、①SE受注が4Qに引き続き500億円弱と高水準、FT4Qに引き続き100億円を突破と受注が上ブレ、②SEFTともOpm10%以上、③CCC改善などに努めた結果、B/S改善でネットキャッシュがプラスになった、が特徴的。反面、GPは苦戦。通期の業績は全体では、売上2650億円、OP270億円、NP205億円と不変だが、セグメント別には入り繰りがあり、GPが売上600575億円と下方修正。1QSE受注の上ブレは、ファウンドリが上ブレ、フラッシュメモリが高水準だったため。FTも強いが、4Q8G以上が多かったが1Q6Gが多く中身は入れ替っている。

 

市況は堅調続きそう

 

 2Q受注に関しては、説明会ではSE400億円台をキープし堅調、FT100億円台を維持のようである。SEは地域別には多少違うが1Qと同傾向、FTは中国中心に8G以上も6Gも強そう。また、OLEDでは新聞報道もあったPI塗布が貢献。リチウムイオン電池関連もあるようだ。

 

 下期以降来年前半にかけても、ファウンドリは更なる微細化や、3D-NANDも堅調で、SEは強そう。中国XMCはまだだが、活況。

 

今後の課題

 

 SEの課題は、SPE業界で他社に比べ、IOT関連(8インチ以下の装置)が安定して100億円前後はあるものの、比率としては6%前後と少なく、中古ビジネス(グループ会社)がやや低いことだ。また、装置のネット化も顧客の抵抗もありまだだが、装置メーカーの中では先行するものもある。