2016年10月14日 コニカミノルタの計測機器事業説明会~珍しいニッチ・プラットフォーマー

 

1013日 15時半~16時半過ぎ、会社主催の説明会。414日開催の中期事業戦略説明会が行われた(http://www.circle-cross.com/2016/04/18/2016417-コニカミノルタの中計説明会に参加/)際に、部門別の詳細な説明会をするとのことだったが、その一環であり、ヘルスケア事業等の説明会が行われている。http://www.circle-cross.com/2016/07/22/2016721-コニカミノルタのヘルスケア事業説明会-医療革新/

 

司会はIR白井氏、この事業の位置づけや聴きどころを紹介されたのは良かった。説明者は、この事業専心に数十年のグループ業務執行役員 センシング事業本部長の亀沢仁司氏。出席者は満員、熱心でハイレベルな説明、質疑も多かった。

 

日本でも、コニミノの中でも珍しい事業

 

 IRの白井氏からも紹介があったが、計測機器は、売上規模こそ250億円程度だが、Opm20%、世界シェア50%以上の今どき珍しい高シェア、高採算の事業である。

 

計測機器事業概要

 

 元々はアポロ11号に搭載されたフォトメトリであり、以来、着々と事業を伸ばし、売上100億円前後、Opm20%で推移したが、2011年以降、急拡大、2012年に、Instrument Systems(以下、InS社)を、 2015年にRadiant Vision Systems(以下、R)を買収、更に売上拡大、Opmも向上している

 

プラットフォーマーの強み

 

強みは、長年の実績によるプラットフォームを抑え、JISISOなどの色の基準にも影響力を与えるデファクトスタンダードの力だろう。http://kikakurui.com/z8/Z8102-2001-01.html

 

成長余地は大きいがAI・ビッグデータ、他部門とのシナジーで更に押し上げ

 

需要は旺盛であり、売上500億円あたりまでは、視野に入ろうが、今後の課題は、山名社長のプレゼンにもあった予知保全や行動解析だろう。