2016年11月11日 アルバックの1Q決算テレコン~OLEDの蒸着ではトッキ以上?

 

1118時から決算テレコンに参加、質問もした。18時半からの予定だが質疑が多く19時近くまで。説明は、鈴木IR室長と経営企画の梅田執行役員により10分強、質疑が30分以上。

 

 16時半〜17時半の東芝説明会がやや延び、1745分頃に、質疑を早めに出てタクシーを飛ばしたが途中で18時前になったので、タクシーを止め、タクシー内で、ノートPCを開き、座席の横に置いて、テレコン参加でメモが取り難い(もちろんタクシーメーターを止めなかったので通常の数倍の数千円)が何とか質問できてよかった。

 

 しかし、今回は1Q(79)ということもあるのかもしれないが、概況説明もあっさりしており、質疑も明快な回答は少なかった。

 

経営環境概況

 

 経営環境に関しては、OLED投資動向は大きな変化もないが、やや不透明とコメント、大型TVは、一段落していたが、補助金により活発化。OLEDLCDも多少前後あるが、8月の決算説明会で示した基調は変わらず、業績の達成度合いは高まったとした。

 

1Q業績動向

 

1Q業績は、受注500億円、売上501億円、OP64億円、NP51億円、y/y減収だが増益、Q/Qでも増、粗利は29%弱、Opm13%弱と改善、MIXが改善、2012年度以降では最高水準。

 

業績計画では、上期の受注930億円、売上1010億円、OP105億円ゆえ、差引2Qが受注430億円、売上510億円、OP41億円と、q/qで減収減益、特にOpm8%4ポイントも悪化になる。これについては、慎重だという可能性もあるが、今後の開発要素が多いものが売上の中心になるとした。

 

1Q受注500億円の中で、FPD227億円、OLED関連は半分の120億円前後、これが蒸着機1台分かCVD等も含め複数の合計かは不明。

 

OLED投資

 

 昨年度3Q(1012)FPD受注408億円でOLED関連100億円、4Q(1~3)FPD212億円で、OLED関連120億円、1Q(46)227億円でOLED関連120億円である。今期の計画では年間FPD727億円で350400億円だとすると、差引2Q4Qで、FPD500億円、OLED関連230280億円となる。