2017年1月27日 東芝、半導体分社化決定、夕方に説明会

 

東芝は、本日、127日の役員会で半導体(メモリおよび関連)分社化を正式決定した。SSDは含み、HDDやアナログ・ディスクリートは含まない。16時半より説明会開催、もちろん参加する。

 

http://www.toshiba.co.jp/about/ir/jp/news/20170127_1.pdf

 

まずは、綱川社長以下の経営陣の英断に敬意を表したい。いろいろ、事情はあり、こうした危機の中での決定だが、大きな前進だ。東芝本体の財務危機にはもちろん役立つが、むしろ、半導体メモリー事業の成長にも不可欠な決断だ。90年代から、社内では、そういう意見も多く、また、少なくとも、この10年強は、何度か議論されたはずだ。いわずもがなだが、メモリーは設備投資やR&Dが巨額で、かつ迅速な経営判断が必要な上、グローバルな展開が必要で、原子力はもちろん、他の事業とも経営重心®の観点から大きく異なる。幸い、NAND市場は大きく拡大中であり、市況も好調だ。

 

歴史あるセミコン社の一層の成長と、東芝の再生の始まりの日としたい。シャープと比べて、いろいろ重い荷もあり、簡単ではないが、シャープがこの半年で見違えるようになった結果をみれば、東芝にできないはずはない。

 

16時半の説明会参加後、また報告したい。