2017年2月13日 ニコンの3Q決算

 

2131645分より1745分まで3Q決算説明会に参加、質問もした。出席者は、牛田社長、岡CFO、経営企画の浜田氏、精機の馬立氏、映像の御給氏、経理財務の萩原氏。最初に岡CFOの業績及び、開示があった構造改革の進捗状況につきプレゼン、その後に牛田社長のコメント。

 

3Qは踏ん張ったが、4Qが厳しく下方修正

 

 2016年度の3Qは上ブレ傾向、売上2221億円、OP188億円、精機部門で液浸露光機を中心に在庫処分損の特損297億円を計上し、赤字185億円。FCF340億円は立派。

 

  4Qは、映像部門が、アクションカメラがスマホとの接続が悪く販売不振の上、画像処理IC不具合で開発が伸びてコストが膨らんだDLシリーズ終焉決定、インスツルメンツ部門も、産機でクルマ向け不振など、厳しそう。このため、通期は売上80007500億円、OP490440億円、NP赤字60→赤字90億円に変更、FCF450億円は不変。為替は109/$115/€へ。ただ、アクションカメラの不振がやや懸念ではある。

 

 構造改革費用を480530億円増額。人員削減は計画1000名を上回る1143名、精機1000人、映像350人、本社200人が対象だが、ほぼ、この割合で、やや精機が多め。光学の栃木ニコン集約は完了、サプライチェーン管理はしっかりで、レンズ不足で納期や受注に問題があることはないようだ。

 

二つの違和感

 

 説明会で、二つの違和感があった。

 

イノベーションの普及段階で、リスクが変化、リソ―スの投入の在り方がかわる

 

ただ、デジカメは、普及パターンでリソースの使い方が異なる。