2017年2月20日フルヤ金属の2016年度(17/6月期)決算説明会(2月10日開催)

 

21011~12時に本決算説明会に参加し質問もした。プレゼンは、いつものように、古屋社長から、業績や中期戦略・技術動向、質疑は大石CFOも対応。スモールも参加、説明会要約の後は質疑中心。

 

上期はまずまず

 

2016年度上期は、売上69億円、粗利16.6億円(内訳 電子8.1、薄膜3.7、センサー2.1、その他やや赤字)OP3.5億円、NP1.6億円。経営環境は改善しているが、この上期までは、まだ業績には反映されていない。電子、薄膜は堅調だが、センサーがSPE投資活況の割にはそれほどでもない。その他は、苦戦。下期の粗利は差引で、電子6.4億円、薄膜2.3億円、センサー3億円、その他1.4億円と、電子と薄膜で、センサーと、他をカバーできるかだろう。

 

下期から来期に向けて期待

 

 下期は、電子では、SAWフィルター向けが継続して好調。また、SCAM(ScAlMgO4)というユニークな新結晶(https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press_20140807_03web_.pdf)向け坩堝がGaNLED向けに期待、

その他部門で、来期に向けて期待は、OLED燐光材向け原材料のイリジウム化合物で同社のシェアは90%弱だが、大量受注。ようやく米メーカーの過剰在庫がはけてきたようだ。

 

50周年に向け期待

50期に向け、手応えを感じているようで、古屋社長は「この2年間は、40年トップを務めてきて、社員が素晴らしい結果を出してくれた」とコメント、来期の成果を期待したい。