オムロンの1Q決算(10月31日)とスモール(11月1日)

 

オムロンの上期決算説明会(1031)HPで質疑含めた録画を視聴、111日のスモールミーティングに参加し、質問もした。

 

説明会は、山田社長による決算と戦略、宮永副社長によるIAB事業戦略、質疑は大上氏なども対応。IABについての説明は久しぶりだが、これまでのM&Aの総括や、i-Beltなど新しい取り組みが興味深い。スモールは、井垣氏、奥村氏等で質疑中心だが、業績以外は、i-BeltIABの件が多かった。以上を纏めて記したい。

 

上期は大幅増収増益、過去最高を更新

 

2017年度上期は、売上4105億円、OP434億円、NP303億円。上期は過去最高、GP率も41.5%へ。IABEMCHCBが好調、グローバル注力4業界のクルマ、デジタル、食品日用品、社会インフラが29%増と牽引。1Qから2Qで、スマホの落ち込みリスクを懸念していたようだが、それほど落ちなかったようだ。クルマはそこそこ堅調。

 

通期見通しも、売上81008500億円、OP680850億円、NP485590億円へ上方修正、IAB中心に、EMCHCBが上ブレ。VG2.02020年度目標である売上1兆円、OP1000億円が目前となった。

 

ほぼ戦略通りに進捗、成長性と収益性、投資配分も、株主還元も含めバランスが取れている点が好ましく、社長以下、経営陣も自信を深めているようだ。今回、長年社外役員をされた冨山氏が退任、代わって、TDKの上釜氏や、長年IR担当の安藤氏が取締役に就任、CFOも日戸氏が新任となるなど、体制も変わったが、上手くガバナンス体制が構築されているようだ。

 

セグメント別

 

 

 

オムロンのベンチマークは?

 

 

IAB事業

 

 

 

i-Belt