セミコンジャパン見学(12月15日)

 

今年も1213日〜15日、東京ビッグサイトで、セミコンジャパンが開催された。業界が活況であり、来場者数も、合計6.7万人強(昨年6.4万人)、セミナー受講者も1.1万人強(昨年1.0万人)。第41回目を迎える今回は「マジックが起きる」をテーマに出展者数752社、小間数1,760小間と昨年を上回る規模。

 

半導体は、4000億ドル超え、装置も500億ドル以上

 半導体市場は、WSTSその他の予想では、2017年は20%増、初めて4000億ドル(45兆円)をこえ、特にメモリが、NANDDRAM共に価格上昇を中心に、60%増、2018年は4500億ドル、50兆円に迫りそうだ。2019年には5000億ドルとの予想もある。

 この中で、製造装置市場も、メモリ中心に活発な設備投資、2017年は35%増の560億ドル、韓国が倍増以上、2018年は、600億ドルとなりそうだ。種別としては、ウェハプロセス処理装置が同38%増の450億ドル、純水装置や搬送装置などの設備装置、ウェハ製造装置、マスク/レチクル製造を含む「その他前工程装置」も同46%増の26億ドル、組み立ておよびパッケージング装置も同26%増の38億ドル、テスト装置も同22%増の45億ドルのようだ。

 

久しぶりの展示などブースに変化

 

 今回、興味深かったのは、東芝の連結から外れた芝浦メカトロニクスが、久しぶりの展示、また、KKRグループでの再編の日立国際も、これまでと違うブース展示で、より積極的となった。ニコンは、露光機というより、要素技術を展示、3Dプリンタ+αのレーザー加工技術の展示は注目される。また、パナソニックの後工程の展示が興味深かった。装置メーカー以外では、JSRなど材料メーカー、IOT関連各社、半導体エネルギー研の展示が面白かった。

 

 また、装置メーカー同士が連携して、展示する例も多く、コンソーシアムのコネクテックジャパンの他、ディスクリート部品のテープ実装機トップの東京ウェルズは、アドバンテストや、フォームファクタを、同じブースでも展示していた。東京精密とパナソニックの例も興味深い。

 

 相変わらず、ディスコは広範に、実機を展示、後工程は、実機が多いが、前工程は、TELはじめパネル展示が中心。とにかく、好況をうけ、積極的で前向きな発言が多く、会場はごった返していた。ただ、他のロボット展などと比べ、やや日本人が中心であり、展示会社の従業員らいい若者が多い。

 

ディスコ

 

 

東京精密とパナソニック

 

その他の後工程

 

 

芝浦メカトロニクス

 

 

スクリーン

 

日立国際

 

日立ハイテク

 

 

 

ニコン

 

 

 

JEOL

 

 

TEL

 

 

 

荏原製作所

 

 

 

CKD

 

 

 

その他