平成最後の大発会は大幅下落

 

平成最後の大発会は、日経平均が452円安で引けた。NY市場の流れや、為替が3日の朝、104円まで急騰した流れをうけ、一時770円安、波乱の幕開けだ。大発会での下落は3年ぶり。

 

経営者による株式相場見通し

 

 今年も、日経新聞は11日の紙面で、主要企業の経営者20人による株式相場見通しを紹介している。日経平均株価は18千円から26千円であった。安値は1月であり、19千円前後とする回答が大半だ。https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20190101&ng=DGKKZO39590810R31C18A2M13100

 

このうち、20人中5人が2万円安値としているため、早くも外れたわけだ。これは、見通しというよりは、正月のエンタメであり、それほど注視している読者は少ないかもしれない。

 

 そこで気になるのは、昨年11日である。最安値は19500(セコムの中山社長、但し、6)、最高値は28千円(信越化学の金川社長、但し8-9)だった。

 

2018年は、高値が夏の24千円あたり、安値が年末の2万円割れだった。多くの方が、年末にかけ、上昇を予想した中で、夏頃に高値、年末安値を当てていたのは、三菱地所の杉山社長、日本電産の永守会長であり、しかも、秋口の米中間選挙など政治リスクをあげており、流石だ。

 

ユーラシア・グループ(イアン・ブレーマ氏主宰)による10大リスク

 

 201812日には、米調査会社のユーラシア・グループが、世界の10大リスクを発表、1番に中国問題をあげ、3番に世界的なテクノロジー冷戦を示している。

 

今年の発表が注目されるが、14日現段階では、まだ発表されていない。https://www.eurasiagroup.net/live

 

2025年に大きくなっている会社、小さくなっている会社(週刊現代より)

 最後に馬鹿馬鹿しくて取り上げない方がいいかもしれないが、週刊現代という雑誌に「2025年に大きくなっている会社、小さくなっている会社」特集があり、今後の記録・検証のために紹介しておきたい。