日立ハイテク決算テレコン(1月31日)

 

131日の決算説明テレコン録音再生を聴いた。プレゼンは、宇野CFO、質疑も同氏が対応、決算集中日であり、質問者は、それほど多く無く、SPE関係に集中した。多くの装置メーカー等が下方修正する中で、期初計画を維持しているのは立派だ。

 

3Q決算は堅調

 

 3Q決算は、売上1774億円、調整後OP157億円、EBIT156億円、NP118億円。セグメント別では、多少入り繰りはあるが、想定線のようだ。

 

デバイスでは、3Q受注は512億円 (y/y+33%q/q+92%)と高く、先端ロジックメーカーから、エッチャ等プロセス装置の前倒し受注。4Qでは、プロセス装置は前倒しの受注が続くが、メモリ向け評価装置は弱含みそう。

 

2018年度は不変

 

2018年度通期は、売上7500億円、調整後OP630億円、EBIT630億円、NP450億円で不変。セグメント別では、科学医用でバイオメディカル好調で、EBIT15億円程度上方修正、収益性はMIX改善と季節性もありそう。デバイスでは、メモリ延伸で、評価装置など中心に、EBIT15億円下方修正。

 

装置市況は201810-12月悪化

 2019110日に発表された予測では、現時点では、2018年が10%(前回7月は13%)に対し、2019年は0.5%(前回7月は5%)。しかし、メモリの回復が遅れれば、マイナスになろう。