日東電工の決算テレコン(1月31日)

 

日東電工の3Q決算テレコン再生を聴いた。説明は武内CFOの他、IR須谷氏など、10月の2Q決算で、売上86008300億円、OP13501150億円、NP1000840億円に下方修正されたが、今回、更に、下方修正となった。質疑では、オプト関連の市況に集中。

 

業績更に下方修正

 

 3Q決算は、売上2265億円、OP328億円、y/y減収減益だが、q/q増収増益。うち、オプトロニクスが1335億円、OP300億円と、やはりy/y減収減益、q/q増収減益。

 

これは、会計変更で、3Q決算から、その「その他の収益」の受取ロイヤリティを、各セグメントの売上に含めて計上、ここで、中国の杭州錦江集団向けTV用偏光フィルムの技術供与契約(201711月締結)対価益を5060億円分が含まれている。

 

会社側によれば、オプトロニクスのOPでは、スマホは想定以上に厳しかったが、上記の対価益計上とTVのボリューム増は効いた。プリント回路はデータセンター向け好調、プロセス材料は厳しい。

 

 通期業績は、売上83008200億円、OP11501000億円、1000840億円、OP150億円分の下方修正だが、セグメント別では、オプトロニクスが100億円、インダストリアルテープが50億円、が中心だが、会計表示変更分5060億円を考慮すると、オプトロニクスの修正幅はそれ以上となる。また、100周年記念のコストも意外と多い。

 

情報機能材の用途別動向

 

テープも鈍い

 

株主還元よりM&Aなど先行投資といざの備え