シニアビジネス〜2025年100兆円(国内)

 

以前から、少し密かに、シニアビジネスに関心を持っている。言うまでもなく、自身も周囲の知人もシニア化しており、少子高齢化問題は、ビジネスチャンスだろう。老眼など体は衰えるし、心や頭も変わるが、多くの製品やサービズを開発しているのは、おそらく、シニアではないため、今一つ、隔靴掻痒の感どころか、分かってないな、という気がする。

 

シニア市場規模

 

みずほコーポレート銀行によれば、高齢者向け市場規模は、2007年の62.9兆円から、2025年には101.3兆円、内訳は、医療・医薬産業、介護産業、生活産業に大別でされ、2025年には、35兆円、15兆円、51兆円だそうだ。https://www.mizuhobank.co.jp/corporate/bizinfo/industry/sangyou/pdf/1039_03_03.pdf

 

 その他の調査や役所の予測でも、シニアビジネス、高齢者市場、シルバービジネス、多少定義は異なるが、2025年に100兆円市場であり、一つの根拠が60歳以上の消費支出のようだ。

 改めて、驚いたのは、既に、多くの市場予測やビジネスが始まっており、銀行、生命保険から、医薬、食品、介護、など、あらゆる業種から、参入が始まっている。まさに、平均では、1800万円という預貯金を狙って、大変な騒ぎだ。話題の「アポ電」、「オレオレ詐欺」は、犯罪だが、狙っているところは同じだ。

 

シニア起業

 

シニアビジネスといっても、他方、シニアが主体となるシニア起業もある。やはり、60歳なら、まだまだ元気、人生100歳時代に向け、持っている預貯金を消費したり、狙われたりするのではなく、自身で有効に使おうということだ。

 

シニア起業は、まだ、それほど大々的な成功例は少ない。しかし、全くないわけではなく、ライフネット生命保険の出口氏は58歳、サンリオの辻氏は57歳、ケンタッキー・フライド・チキンのカーネルサインダースは65歳という。江戸時代ならば、平賀源内や伊能忠敬など、シニアで隠居してから大事をなしている。

 

テーマと切り口

 

 シニアビジネスのテーマは下記だろう。

調べ方も工夫がいる

 非常に重要で面白く、人生とは、人とは、文化、宗教、哲学的な面も含め、共に、理解が深まるだろう。調査では、アンケート等もあるだろうが、これまでの例とは異なる調査の工夫が無いとダメだろう。分布も異なり、聞き方も違い、対象は定常的でなく、過渡的でもある。