新電元の決算と中計説明会(5月17日)

 

51715時半〜の決算説明会に参加、質問もした。鈴木社長による業績説明と新中計、質疑は、社長の他、出席の根岸専務、田中常務、受川氏、西氏、新関氏、佐々木氏などが対応。

 

業績

 

 2018年度通期は、売上967947億円、OP5856億円、NP4839億円、やや売上下ブレ、Opmは改善。アセアンの二輪市場が不振、もともと年間1000万台市場を見込んでいたが、600万台であった。前期比較では、セグメント別には、デバイスが原材料費アップもあり、4326億円と減益、電装が製品保証引当金戻り24億円あり、77100億円と大幅増益、エネルギーは、引当金があり赤字拡大が赤19→赤25億円へ。その他消去が前年の33億円から44億円に拡大だが、エネルギー部門の共通R&Dが増加。

 

 2019年度は、売上1000億円、OP50億円、NP42億円。セグメント別には、デバイスがDep増で微減益24億円、電装は引当金戻り24億円が一巡で減益61億円、その他は、引当金無くなり2億円の黒字。なお、その他消去は一巡。エネルギー部門のコストを電装へシフト。なお、Capex88億円と大きいが、飯能事業所が老朽化、新事業所を建設。Depも増え62億円へ。

 

 米中摩擦の影響は、同社においては、中国生産から米へ輸出、米調達から中国へというサプライチェーンは少なく、他の部品メーカーよりは軽微だろうが、中国向けロボット等輸出が減れば影響はある。

 

新中計

 

 第4次中計(20162018年度)の振り返りでは、売上は何れも未達であったものの、Opmでは、上回り、特に2017年度は目標5%に対し7.4%であった。成果は、海外強化とアライアンスであったとされた。

5次中計は2021年度の業績目標として、売上1150億円、Opm7.6%ROE10%とされた。EV化やパワーモジュールを柱とする。若手中心の「未来戦略室」を組織化、脱部品屋なども検討の模様。