イノベーターとリーダー

 

るが、両方とも、サンプルが少ない上、どう教えるのかが難しい。そのプロセスが解明され、それを量産でき、ノウハウをマスターすれば、偉大なイノベーターやリーダーがビジネススクールから排出できればいいが、大変難しいのが現実である。

 

 ある程度の類型化や分析は可能だが、それが過ぎると折角のエッセンスが抜き落ち、むしろ、生の声をそのまま伝えた方が、いい場合が多い。故に、MOTでも、ある程度の理論化や体系化はするが、それを補う意味で、ゲストを招いて、学生にリアルな肉声を聴いてもらうことを重視している。可能な範囲で、食事会なども催し、偉大なリーダーやイノベーターを五感で感じてもらうようにしている。

 

 リーダーシップも、最近は、古典的な所謂リーダーシップだけでなく、変化系が多いが、イノベーターは理論化が難しいようだ。

その中で、「世界を動かすイノベーターの条件」(日経BP2018/12/13メリッサ・A・シリング (), 楠木建, 染田屋茂訳)を読んだ。