予期せぬ発言には絶句

 

一般的には分からないが、自分は、相手の予期せぬポジティブな発言には絶句して、その意味や背景など、確認できないまま、話題が他に移り、後から、後悔することが多い。また、それが、ずっと、その時の情景まで残っている。他方、突然の自分に向けてのネガティブな発言なら、予期しない場合でも、咄嗟に反応して、対処(反論したり、確認したり)するが、多くは忘れている。

 

 ポジティブな話でも、ある程度、自覚したりしていることは、会話を深められ、真意を理解できるが、これらの話は、そのまま絶句し、話題が何故か直ぐに他へ移ったため、今となっては、聞き違いか、揶揄いか、はたまた夢だったのかと思う。ボケないうちに、記録しないと、更に曖昧になるだろう。また、対象は自己の本質などというが、自分が自覚する自分でなく、もし、こうした想定外コメントが夢や聞き違いでなければ、それが意外な本質なのだろうか。自分では、いずれも、そう思わないので、余計に混乱するし戸惑う。真実ならば、その能力を伸ばせなかったのか。

 

 これは企業や軍隊でも、予期する攻撃はもちろん、予期せぬ攻撃も、鍛えられた組織なら対処できるだろう。しかし、予期せぬ好機に対しては、意外と見過ごす場合も多いのではないだろうか。企業も意外と自社のケイパビリティについて間違った認識もしていることは多いだろう。もし、揶揄的な意味なら、好機と見せて、落し穴というのは効果的な戦術ではあるだろう。