サブスクリプション、リカーリングモデルと時価会計の相性

 

決算発表のソーズンでは、投資家アナリストは、その結果に一喜一憂し、増減益率で株価が動く。しかし、最近は、以前ほど、景気変動で、激しい変化は無くなったような印象が増え、もしろ、忘れた頃に、突然、ノレン減損などで驚く。どうも、企業の価値の実態が、決算数字で見えにくくなっている。

 これに少なからず、影響を与えているのは、リカーリングモデル、あるいは、サブスクリプションモデルであり、企業としては、業績を安定させたいから、導入を急ぐ。また、会計基準も、M&A等が増えると、より正しい価値で、業績結果を計測したいため、時価会計の導入が増え、こちらの影響も多い。