新型コロナウイルス感染者増加は、ここ数日が鍵~もはやリーマンを超え、大戦級

 

新型コロナウイルス感染者の実数と推計値を掲載する。これまで同様に、ロジスティク曲線で推計(エクセルによるソルバー分析)であり、併せて、増加数と増加数推計も示す。あくまで、これまで公表されているデータ(ジョンホプキンズ大学等)をベースにして、曲線にあてはめただけであり、①感染者がもっといる、②夏に収束など、は、織り込んでいない。日本では、増加数がピークアウトすることになり、4月中旬以降に1700人前後で収束する計算である。しかし、素人の直感ながら、これは甘く、ベストケースであり、死亡率(死者/感染者)3%と医療レベルから見て高すぎることから、実際の死亡率は1%あたりとすると、その3倍の感染者がおり、また、この連休に、医療従事者はじめ関係者の努力を無視するK1イベントやライブハウスが愚行されたことから、余談を許さない。しかし、他方で、1週間後でも、増加数がこの程度ならば、温度湿度や紫外線との関係から、GW明けの期待はある。

 悲惨なのは、イタリアである。既に感染者は5万を超えたが、増加数がまだ加速度的に増えており、現状でも10万以上の感染者となるが、それ以上だろう。イタリアのラテン系の陽気で個性的な国民性は好きだが、科学的常識がなく、若者中心に忍従できないのだろう。これは、日本の若者にも似ているようで、恐ろしい。すでに、イタリアの現場では、トリアージが導入されつつあるというが、忍従できず我慢できず、好き勝手にイベントに参加した若者が病院で救われ、忍従してきた老人が犠牲となるのは、不条理である。戦争で、真面目で将来ある若者が犠牲となるよりは、マシかもしれないが。

 

 

 もはや、死者の数や経済影響などから、リーマンショックどころではなく、戦争級だろう。中国や欧米の封鎖された街角や野戦病院のごとく映像などからも、あるいは物不足からも、戦争状態である。既に各国の首脳はそれを認識し表明しているが、あまりに、日本が気楽すぎて、世界中で浮いている。