エレコム決算テレコン参加の印象

 

エレコム決算テレコンが2011時から開催され、参加した。

 

 説明会は、葉田社長とCFO、質疑は2名程度であり、決算の確認などだった。

 

業績は増収増益

 

2019年度は、コロナ影響もある中で、増収増益しかも、売上1000億円を達成。アルコール等も含め、売れるものは何でも売ったようだ。

 

合計5億円を社員に配布、士気鼓舞。セルスルー重視に転換、返品率が42%台、廃棄率も減ったため、採算改善、売掛金回収を早め、在庫も減らし、CCC向上。

 

今期数字は非開示だが、数字を出した4月前半が不透明だったため。テレワークの恩恵があり、好調。いろいろなチャネル展開がプラス。通販もいいようだ。現在は自信があるとコメント。5月は順調、ギガスクール関連事業も期待され、3050億円程度だが、家用のPCもある。

 

 

エレコムは、最近、アカデミックでも評価され、日経新聞41日の経済教室では、一橋大の楠木教授がしびれる戦略だと絶賛しているhttps://www.nikkei.com/article/DGXKZO57454210R30C20A3KE8000/

 

他方、ライバルと指摘するメルコHDは、シマダヤ買収を理由不明、「投資家も理解できない」と指摘している。

確かに、エレコムの葉田社長の経営力はあるだろうが、メルコと比較するのは単純すぎる。一見、PC関連だが、エレコムはアクセサリーがメインであり、技術中心のメルコと異なる。また、今回もそうだが、エレコムはPC関連と言いながら、何でも売っている。その本質は、物流とサプライチェーンの力だろう。また、多角化多様性という点では、エレコムは商品の多様性であり、メルコは事業の多様性であろう。