サンケン電気1Q決算

サンケン1Q決算テレコン、8511時から参加。決算説明会参加は久しぶり。構造改革真最中、米アレグロ社は上場計画、他方、ポーラーは子会社化、GSユアサへシステム部門売却など話題が多い。昨年度は、オアシスやエフィッシモ等のアクティビストのファンドが保有している(現在は不明)ことで話題があった。業績は、本決算で上期計画は開示していたが、今回、通期見通し開示。プレゼンは、和田社長、質疑は、和田社長の他、一部IRが回答。

業績~クルマ回復、白物家電期待

 1Qは売上316億円、OP赤字8億円、NPは人員削減費用特損4億円あり、赤字16億円。セグメント別は、デバイスが売上316億円、OP1億円、パワーシステムが売上35億円、OP赤字2億円、その他に消去8億円あり、実態はそれぞれ赤字だろう。ほぼ、想定線だが、ガイダンス比で、アプリ別には、クルマや白物が下ブレ、産機などは上ブレ。クルマはy/y27%減、q/q31%減、白物家電は同順に8%減、20%減、産機・民生は同順3%減、20%増。

 今回、開示された。通期計画は、売上1370億円、OP1億円、NP赤字80億円、特損19億円を上期に計上。セグメント別は、デバイスが売上1190億円、OP27億円、パワーシステムが売上180億円、OP5億円、やはり消去が赤字31億円もある。

構造改革

 これまでも、ポートフォリオ入替を模索してきたが、今回、社会システム事業125億円を、特損19億円を計上後、48億円でGSユアサに譲渡。この結果、これまで、デバイス、社会システム、ユニットという3本柱(但し大半はデバイスであり、利益は買収した米アレグロ)、から、デバイス、センサー、パワーモジュール(旧ユニットはここに入る)3本柱(ほぼ1/3ずつ)になる。