ニコン1Q決算Web説明会(8月6日)~今期は赤字転落

ニコン1Q決算WEB説明会に参加した。マスコミと投資家アナリスト共同。説明する役員一同の映像とプレゼン資料がリアルタイムで配信質疑はメールで送付、司会者が紹介し、回答する形式。プレゼンは、馬立社長、徳成CFOなど。今期見通しが開示され通期赤字転落へ。主要精密業界は、医療を強化した富士フイルム以外、4-6月期は赤字転落、壊滅的。コロナ禍で、デジカメとOA機器の二重苦が更に重い。SPEがあるニコンは相対的には希望がある。

業績は赤字転落

 2020年度1Q業績は売上647億円、OP赤字205億円。コロナ影響は全セグメントに影響、デジカメは行動制限や店舗休業、FPDは渡航制限で据え付けできず。精機はシリコンサイクルで赤字は慣れているが、映像は初の赤字転落。

本決算発表で非開示だった2020年度通期見通しは、売上4200億円、OP赤字750億円、NP赤字500億円。コロナ影響650億円だが、精機がFPD中心に350億円。セグメント別OPは、映像は赤字400億円、精機は100億円の黒字。コロナ影響を除けば赤字500億円、これにリストラ費用50億円とリスクバッファ200億円をデジカメ等で想定入れ込み、需要変動や資産評価減もありえそう。

 

来期に向け