トップ分類と三菱電機新社長

三菱電機では、検査不正で退任した杉山社長に代り、漆間氏が新社長となった。直近は、経営企画、FAシステムや国際関係が多かった。指名委員会の指名であり、経営企画担当からも無難な選択だろう。

漆間氏は戦後で15人目、80年代以降では10人目だ。三菱電機の社長の任期は4年と云われるが、80年代以降では4年強、戦後では5年強である。

90年代、重電から半導体部門に転じて稼いだ北岡氏の後は、稼ぎ頭の事業部門のトップというよりは、谷口氏、野間口氏、など、中立的横ぐし的な部門トップが多い傾向である。

日経新聞「私の履歴書」では、1960年代の高杉普一氏(1947年就任)1980年代の進藤氏と2名登場、登場回数が多い日立や東芝と異なり、地味な印象である。このため、小生のオリジナルな社長定義のフレームワークでは、司祭型に分類しているhttps://newspicks.com/news/2253097/body/?ref=search

 

 これに対し、日経新聞の中山氏は、調整型との分類である。確かに、柵山以降、杉山氏も、最近は、横ぐしの必要性を訴えていたし、事業部門が強すぎる弊害を変えようと、調整の努力をしていたのかもしれない。三菱電機と「無名」社長 責任の所在も中空構造でいいか: 日本経済新聞 (nikkei.com)