JDIの決算説明会(8月5日)~新たな課題と現場力のある技術系トップの招聘を

去る85日にオンライン説明会参加。キャロンCEOが戦略について、大河内CFOが業績についてプレゼン、その後、質疑。質問は少なく早めに終了。ただ、IR開示等はYouTubeで質疑も含め開示され、好感がもたれる。Web決算説明会「2021年度第1四半期」 - YouTube

 

構造改革、資本増強

 キャロンCEOから改めて、(1)台湾後工程KOEWistronに譲渡(但し、産機向け設計は除く)、新KOEに製造委託、(2)いちごトラストに166億円の自己資本増強、(3)東証新市場プライム適合通知受領、紹介。

元々、JDI発足時より、(1)については、問題視されており、プラスだろう。(2)は、7月末の純資産510億円、未行使分も全て完了すれば、704億円までとなる。(3)は現在のJDIの時価総額は300億円程度であり、市場流通株式比率が35%であり、引き続きIR開示の改善努力が必要だろう。

 

業績改善は本当か

 2021年度1Qy/y比較で、売上880660億円、GP1014億円、OP赤字7059億円、EBITDA赤字3237億円と、売上大幅減の中で、コスト削減奏功、ミックスもあり利益改善。米スマホ向けは、ユーザーのLCDからOLED転換え、売上554214億円と340億円減だが、他は車載ノンモバイルが120億円増加。ドライバーIC中心に半導体不足の影響が売上88億円、OP31億円あった。

 通期の売上計画を260億円分、上方修正、25402800億円だが、220億円と大半が欧米スマホであり、利益への影響は微妙。

 

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