新聞の読み方~日経新聞など

新聞は、この数年、紙では、日経新聞と電子デバイス新聞の2紙、スマホで日経系その他を読んでいる。FACTAEMS-0ONEその他、雑誌系はその都度である。日経は、毎日、スマホで眺め、紙で斜め読み、その後、週末に、必要な記事だけを切り抜く。

 もはや、紙の新聞は、新しいニュースを読むのではない。ニュースのチェックは、NewsPicksで海外系も含め多くの関係する各紙だ。

ではなぜ、日経を読んで、週末に、その中から、たまに、記事を切り抜くかだが、概ね、以下の九つだろうか。

第一は、特集記事や論説などだ。FT論説は視点が違うので参考になる。眺めた後、読んで、参考になるものは、切り取り、置いておく。そのうち捨てる場合もある。

第二は、海外の企業動向だが、中国や台湾や韓国などアジア系は、知り合いの記者も書いていて、それなりにしっかりしている。

第三は、特集記事などで、出てくる面白そうな図表だ。記事全体を保存したり、グラフだけを切って、手帳に貼ったり、スマホで撮影し保存する。グラフそのものも重要だが、その出所も大事だ。欲しいデータが意外な統計に載っている場合もある。出所をチェックし、出所の原典をネットで確認して読む。

第四は、アカデミックの潮流を見るため、一流の学者が執筆するとされる経済教室は、国内だけでなく、海外の面白い論文や科学者が書く場合もあり、専門外でも、一応読む。また、「やさしい経済教室」は、新しく話題になった話があり、内容は浅いがチェックする。さらに、大学欄は必ず読む。

第五は、市況欄であり、半導体や液晶やレアメタルもあるが、人件費の動向もあり、面白いし、ここだけは正しい情報だ。

第六は、訃報欄や人事異動、ここはスマホでは分かりにくい。人事異動は、紙を広げて、俯瞰する必要がある。それで仮説が閃く場合もある。

第七は私の履歴書や小説だ。私の履歴書は、知り合いや面白い場合だけだが、小説は、漱石や、記紀の頃の話は出色だった。

第八は、広告欄であり、業界や企業のものだが、スマホでは難しい。企業がそれなりに金をかけて掲載しており、参考になる場合もある。

 

第九は、書籍広告や読書欄で、必ず切り取り、1週間おいてそれでも必要な場合に、生協やAmazonで購入する。以前は書店で探したが、ついつい一杯買う上、良い本は、もはや陳列していない。それで、書評があるものをチェックする方が当たりは多い。