ニコンの新中計~人と機械の共創と脱完成品、ボルメトリックとデジタル露光

ニコンが47日に新たな中計を発表した。馬立社長、大村常務、徳成CFOが説明した。報道では、売上7000億円、OP700億円、ROE8%などしか紹介されていないが、中身は、コンセプチュアルでかつ新規性もある素晴らしいものであった。質疑では、アナリストが追いついておらず、コンセプチュアルな点などの議論は少なかったようだ。

 今回のユニークなのは、2030年の価値提供方法が多様化する社会で「人と機械の共創」は進み、機能的価値から意味的価値を追求する世界が到来するとしている点であろう。