ロシアのウクライナ侵攻の影響

ロシアのウクライナ侵攻は泥沼化の様相だ。先日414日に筆者も有識者メンバーとして参加した、経産省の第5回半導体・デジタル産業戦略検討会議でも、ウクライナ情勢は冒頭に話題にあがり、更なるサプライチェーン混乱が懸念される。

 

ネオン・クリプトン・キセノン等の希ガスの生産量はロシアとウクライナで世界シェアはかつて6割を占めていると言われていたが、その後シェア減少の動きがあり、日本国内では、6%を依存しているという。今後、同地域からの供給が途絶えることとなった場合、日本国内では各企業が3か月など一定の在庫を有しており、短期的には供給可能であるが、中長期的には供給不足が予想され、半導体産業に影響が出る可能性ある。