何故、昭和を馬鹿にするのか、その背景

最近、とみに「昭和」が馬鹿にされている。昭和脳、昭和的と言われるのは、かつての高度成長時代、バブル期の気合と根性による、ITを使わないアナログ的な発想の経営や働き方、考えを言うようであり、戦前の昭和ではないようだ。批判しているのは、スマホ時代の30代以下であり、批判の対象は、50歳代から団塊の世代だろう。50歳代は、実際には、昭和はまだ学生であり、働いているのは平成なのだが、90年代は、昭和の影響を受けているので含まれるのだろう。他方で、20歳代以下の更に若手は、昭和のアナログを懐かしむ傾向もあるようで、面白い。

 背景には、高度成長と低成長の世代差と、アナログとデジタルあるいはITリテラシーの二つの対立軸があるだろう。