新しい資本主義の中でコストの再定義

新しい資本主義の中の中で、経済や経営も発想を変えるべきだと主張している。特に、コストについては、再定義が必要だと考えている。会計制度や基準によっても変わるが、ここでは、そもそもの考え方である。

一見、安く見えても、高くつくのがサブスクリプションである。金利やインフレ率が大きく変われば、なおさらである

あるいは原発も、廃炉や燃料の問題など、どこまで入れるか、によって全く異なるのは、既に語られている通りだろう。

 

人件費も、これまでは、海外で使えば安いが、人権の問題が出てきたが、それ以上に、長期視点で考えるべきだ。すなわち、海外であれば、その人財の将来の行動が重要だ。安いコストで劣悪な環境なら、日本が嫌いになるだろうが、感謝してもらえば、将来、日本のファンになり、日本に来て、消費してくれるかもしれない。日本で雇えば、一見高くても、国内の雇用に貢献、成長してくれれば、日本の発展になり、税金も払ってくれる。同じコストでも、将来の行動や貢献をどう考えるかで、現在価値は変わるだろう。GAFAなどの大企業は一見安くても、税金も払わず、雇用にもならない。日本へ投資もしない。高くても、国内ベンチャーであれば、将来は大きく貢献してくれる。廃棄や、人権では、過去のトレーサビリティが問題となるが、将来のトレーサビリティも、もっと重要であろう。