ようやく日経もトーンを変えた半導体市況認識

半導体市況に関し、決算期を迎え、台湾からはネガティブなニュースが増えている。昨年12月の日経クロステックのセミナーや、BS-TV出演でも、2022年夏までに転機を迎えると主張、オムディアの南川氏も同様の意見であったが、マスコミ報道では半導体不足と対照的だったが、今回はプロが当たったか。

相次ぐ慎重発言

TSMCCEOは在庫調整が23年上まで続き、設備投資も先送りという。Acer会長は川上と川下での認識ギャップを警告、在庫調整や発注削減が起きそうだ。TrendForce調査では、ファウンドリ稼働率が、8φは稼働率低下、12φも成熟プロセスは90%台前半、中には、90%割れリスクもあるという。

日経新聞もトーンを変えた

 マスコミでは日経もトーンを変え、「半導体変調」、「在庫調整」などが目立つ。他紙はどうなるか。

半導体変調、身構える台湾: 日本経済新聞 (nikkei.com)

台湾TSMC、4~6月最高益 半導体「在庫調整期」に: 日本経済新聞 (nikkei.com)

 

台湾半導体の力晶、稼働率「5~10%低下」 22年後半: 日本経済新聞 (nikkei.com)