R&Dの適性水準~他業界

R&Dの適性水準に関し、これまで、二つの成果を日経経済教室や研究イノベーション学会で発表している。一つは、適性水準に関する理論的な考察で、売上R%D比率を、成長率、利益率、割引率から導出しようというものだ。また、もう一つは、世界の売上1兆円級以上のテック38社の2008~2018年に関し、売上成長率と売上R%D比率の相関を分析、切片のサンクコスト効果(R%D比率7%強では、相関が見られるが、それ以下は効果なし)がある、というものである。後者に関しては、売上規模が小さい他のテック企業に適用し、同業界での差異が説明できることも解った。

そこで、他業界ではどうかを考察した。なお、前述の研究では、景気変動を無くすため、各年の成長率やR&D比率を平均しているが、今回は、2017年度と直近の2点比較だけである。2021年度はコロナ禍や戦争等やサプライチェーンの影響がり、2020年までとした。