半導体は、政治は熱く、市場は冷めてきたが

半導体の強化政策は各国で一層、熱を帯びている。マスコミ報道も、流石に、不足という記事は減ってきたが、相変わらず、政策関連や新規投資の記事は多い。いわば、社会面から政治国際面というところか。

 市況に関しては、流石に、慎重なトーンが主流となっている。昨年の「半導体不足」記事一色の頃から、アナリストや専門家の多くは、2022年夏頃からの市況変化と下期からの落ち込みを予測、今回は、まさに、玄人が面目を保てたといえるが、素人も含め「不足」「楽観」記事満載時は、意見を変えない胆力と冷静さを問われ、ついつい大勢に流された「玄人」は暫く舞台から消えることになるだろう。ただ、株価は既に織り込んでおり、証券アナリストの多くは、慎重を維持するのに、胆力を試される程ではなかっただろう。